オークション落札商品中古

【真筆】茶掛け山花開似錦◆大徳寺派福聚院前大徳佐藤朴堂共箱・タトウ箱付

この商品の詳細を見る

『【真筆】茶掛け山花開似錦◆大徳寺派福聚院前大徳佐藤朴堂共箱・タトウ箱付』はセカイモンで6520b86から出品され、272の入札を集めて03月30日 8時 56分に、11310円で落札されました。即決価格は11310円でした。決済方法はに対応。奈良県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

この商品をお気に入りに登録
同じ商品を出品する

■画　題■「茶掛け山花開似錦（山花開いて錦に似たり）」・佐藤朴堂\r\r■寸　法■　（約）幅３６cm× 長さ１７３cm・軸先寸\r\r■略　歴■　佐藤朴堂（さとうぼくどう）\r\r1935年京都生れ。\r\r1947年兵庫県大徳寺派蔵雲寺熈道和尚に就いて得度。\r\r1956年妙心寺専門道場に掛塔。\r\r1971年大徳寺派福聚院住職。\r\r1977年大徳寺前住位稟承。\r\r\r本紙、表装ともにたいへん良い状態です。美品です。\r\rこちらの茶掛け　山花開似錦は、大徳寺派福聚院住職前大徳佐藤朴堂老師の真筆一行ものでございます。\r\r軸先：黒漆塗。　　紙本：墨書。　　箱書、花押があります。　\r\r共箱、タトウ箱付。\r\r関防印は、無一物です。\r\r\r〜山花開似錦（山花開いて錦ににたり）とは？〜\r\r「山花開いて錦に似たり」というこの茶掛は、よく春の茶会の床に掛けられます。\r\rしかし実は、この句は単なる春の景色を叙した詩句ではなく、「碧巌集」の第８２則に、大瀧智洪がある僧に「色身腐壊す。如何なるか是れ堅固法身。」と問われて、大瀧曰く\r\r「山花開いて錦に似たり、澗水湛えて藍の如し。」と答えたとあります。\r\r問いを発した僧は、生悟りの僧で「私たちのこの色身・現身は死ねば直に腐敗し、焼けば灰になってしまいますが、金剛不壊といわれる堅固法身は、その場合はどうなるのでしょうか。」と問うたのです。\r\rこの僧、内実は「たとえ色身は滅んでも、堅固法身は不滅である。」と信じ、それを大瀧から「いかにもその通りじゃ。だから心配しなさんな。」と裏書してもらい、自分で安心したくて出てきたのです。\r\rところで、大瀧は、そんな裏書などするような甘い和尚ではなく\r\r山花開似錦　　山花開いて錦に似たり\r\r澗水湛如藍　　澗水湛えて藍の如し\r\rと応じたのであります。\r\r堅固法身とは、あたかもこのようなものだというのでありますが、誠に見事な答えであります。\r\r大瀧は、問いを発した僧の誤りを正し、色身即法身、法身即色身であることを知らしめてやろうという肚（はら）で「山花開いて錦に似たり」「今、美しく咲きにおうているが、一夜の風に吹き散ってしまうあの山桜が、そのまま堅固法身じゃぞ」と示したのです。\r\r大瀧の肚（はら）をよくわがものとして山花を仰ぎ眺め、澗水を俯瞰したら、自然の美が一段と深く味わいうるでありましょう。

カテゴリー:	ホビー・楽器・アート>>>書>>>掛軸
商品の状態:	目立った傷や汚れなし
配送料の負担:	送料込み(出品者負担)
配送の方法:	クロネコヤマト
発送元の地域:	岐阜県
発送までの日数:	1~2日で発送